”必ず成績が上がる”なんて言って大丈夫?
実は大丈夫なんです。それは、以下の条件をちゃんと守ってくれれば必ず上がります。
先に、成績が上がらない人の特徴を5つ書いてみます。
1,疑心暗鬼
どんなことに関しても疑り深く、行動はするものの、心の底では「こんなことは効果がない」と思っている人です。このような気質をお持ちの方は、ぜひ単純なことから始めてみましょう。例えば、「前情報無しで映画を楽しむ」ことや、「全く知らない場所に散歩にでかけてみる」などを実践し、そのときに大事なことは「小さな楽しみ」を見つけることです。「このシーンは楽しかった」「この場所のここが可愛かった」などと肯定的な意識を持つことです。どちらかと言うと「たぶんこうなるだろう」とか「きっとこんな感じだろう」と自分で制限をつけた考えを持つことが多いと思います。少し厳しい言い方をすると、この読者が学生さんだとすると、たかが10年そこそこの経験で世の中を判断できることは少ないのです。映画にしろ多分概ねの作品が10年以上の経験を積んでいる人が何人も関わって作られています。その人達が面白いだろうと思う叡智を出し合って構築されているのです。評論家になったつもりで否定から物事を見てしまうことはもったいないのです。幅広い視野を保つ意味でも、まずは「いいところ」をみるように心がけてみましょう
2,他者と比較する
これはモチベーションを上がる方法でもありますが、逆に成果を感じにくい原因にもなりかねません。「比較」する方法に2つあるのはご存知ですか?それが「相対(誰かと比較)」と「絶対(唯一無二)」があります。簡単に説明すると「あなたは、○○ちゃんよりも5点低かった」(相対)、「あなたの成績は県内で〇〇位でした」(絶対)になります。
厳密な絶対基準などはなかなかありえないところではありますが、これらを基本にして「あなたを判断」されているわけです。決して「〇〇ちゃんよりも5点高い」ことを見ているわけではありません。一定の基準を持つことは行動の目標ともあなり、道ベーションも湧きやすいのですが、誤った目標の持ち方をしてしまうと、知らず知らずのうちに成果を得られていない時間を過ごしてしまうことが出てきます。
相対比較の例で言えば
「〇〇ちゃんよりも5点高い」(満点100点の場合)
・あなた:90点、〇〇ちゃん:85点 →条件達成・あなた:5点、〇〇ちゃん:0点 →条件達成
・あなた:55点、〇〇ちゃん:50点 →条件達成
結局どこを基準にするかで、自身の成績が変わってきてしまうのです。
学習効果的には、真ん中と下段は「なかった」といていいでしょう。でも5点高かったことは正しいです。この5点高かったに意味があるでしょうか?
〇〇ちゃんよりも、高かったことで優越感には浸れますね。それは意味がありますが、成績としては、受験の準備としては、ほぼ意味をなしません。よって他者と比較することはあまり良い効果を期待できないのです。できれば全国の同じ年代の中と比較することが大事で、学校の中だけで比較するのもやや危ういです。世の中って広いんですよ。同じ年の人が100万人以上いるわけで、その中で自分がどれくらいの位置にいるのか、またこの十数年における同じ年代だった時の成績と比べてどうかなど、見る視野を広げて絶対評価に近づけることが重要です。そのためにそういったチャンスに触れる場所に参加することは重要です。
3,ながら活動をしてしまう
時間は限られています。よって、同時にできることをするとお得感も増します。お風呂に入りながら本を読む、ご飯を食べながらテレビを見る、食べながら話をする。どれも一般的にやっていることかと思いますが一見時間を大切にしているようで、残念ながら効果は分散しています。ここは大事なことなので、しっかり理解してほしいです。「あなたの瞬間的に使える能力は上限が決まっています」。漫画風にいうと戦闘力でしょうか。
僕の戦闘力が100だとすると、お風呂に入りながら、本を読むことに関して、70:30の割合で戦闘力を配分したとします。お風呂に戦闘力が必要化はわかりませんが(笑)、本を読むという行為に関しては内容の理解やイメージを広げることなど、脳内をフル活用してその世界観に入るこむことが重要です。100をつかえば存分に楽しむことができるのに、たった30しか使わないのであれば、多分ストーリーも脳内イメージも構築できずに、「ただ文字を追った」だけに終始してしまうでしょう。よって同時進行を行うと、全てが薄まることが大いに起こります。
しかし、戦闘力が53万だとしましょう。本を読むことがどんなに頑張っても100ぐらいで十分な場合は、52万9900を残して、行動が可能です。残りの戦闘力を入浴にも他のものにも同時に配分しても十分余るかもしれませんね。
この持っている戦闘力が高ければ高いほど、ながら行動は可能なのです。10代の方々は残念ながら戦闘力がまだまだ低いのです。だからながら動作は引けるようにしていきましょう。一つ一つを着実にこなしたほうが結果を見ると早いことがたくさんあります。
4,会話を重視しない
今更ながらですが、コミュニケーションは方法がかなり変遷してきました。メールやSNS、様々ですが、ここで重要なのは「コミュニケーションの基本」とはなんだろうかというところです。
言葉を伝えること?
意見を言うこと?
相手の話を聞くこと?
最も重要なのはリレーションシップなのです。相互作用なんですね。こちらの情報が相手を変え、相手の情報がこちらを変え、こういった情報のお互いのやり取りがコミュニケーションで、さらにいうとこの情報は文字だけにとどまりません。コミュニケーションには、バーバルコミュニケーションとノンバーバルコミュニケーションがあります。
バーバルコミュニケーションとは、まさしくバーバル(言語)によるコミュニケーションなので、話す手順や、論理法、語彙や抑揚など様々な「言葉に掛かる」情報があたります。これだけでもとてつもない情報量です。一方、ノンバーバル(非言語)とは、言語に頼らない仕草、表情、見た目などです。実はこちらの情報がその関係性を判断するに、大きな影響を占めるのです。いくら言葉巧みにコミュニケーションをとっても、髪の毛がボサボサで、汚れた服装の場合には信用してもらえないだろうということになります。メールなどの情報のやり取りは圧倒的に情報量の少ないコミュニケーションになるので、そこで判断をしてしまうと大きな問題が生じます。「人と会ったほうが良い」というのはまさにこの情報処理能力を鍛えるために、人と触れたほうがいいのです。コミュニケーションは人間の社会性を高めてくれます。
5,自分らしさを優先してしまう
この点は個性論と兼ね合いがあるので、記載は大変難しいのですが誤解を招かないように慎重に言葉を選ぶと、「自分らしさ」を意識することは重要ですが、それが社会に求めらているかは「わからない」ことにあります。
自分で決めて自分で判断する自立した人間になる!と自分らしさを決めても、社会に入って会社という大きな組織に入った場合、そのような人材は必要でしょうか?少し広い視野で考えてみましょう。もし、「自分で決めて自分で動く人」だけがあつまった組織は一つの方向性に集約していくでしょうか? 容易に学級崩壊のような状況がイメージできますよね。この「個性を求める」とは、「自由にすること」とは少し違うのです。
僕はテスト前にしか勉強をしないタイプだ という自分らしさを決めてしまうことは、今後の成長を阻んでいるかもしれないです。望まれることは、自分らしさを確立するのは年齢を重ねることで確実に出てくるもので、焦ることではありません。成長期に大事な能力は「真似る」ことなのです。うまくできている人の行動を真似ることは、成長の一番の早道です。自分自身の方法を見つけるのには、基盤がなくてはいけないです。その基盤を構築するためにもいろいろな人の方法を真似て自分で実践してみましょう。頭だけで理解するのではなく、まずはやってみることです。どれがあなたとマッチしているかはなかなかわかりません。
この5つが、「成績が上がらない人」の特徴です。
一つでも当てはまる場合には、少しずつ見直してみましょう。
これらをふまえたDr.関塾 東海大学前校の取り組みは生徒の状況を判断して、経験のある講師陣が検討を重ねて合わせた方略を提供していきます。
それは関塾本部が50年にわたって構築したノウハウが詰まっておりますので、お友達が提案する方法よりも効果が保証されているのです。
成績公表の早道はありません。答えを教えてもらってそれを覚えるだけでいいという学習とは全く違います。あなたが少しずつ理解していかなくてはいけないのです。生きた知識は「使える知識」でなくては意味をなさないのです。
Dr.関塾 東海大学前校で体験を積んで成長していきましょう。