2021年10月22日金曜日

板書は一言一句? 自分にあったノートのとり方を知ろう。


ノートを取ることに命をかけていた学生さんは多いことでしょう。

黒板と全く同じことを「うつす」ことに時間が割かれ、内容の理解な二の次みたいなこともあったんじゃないでしょうか。


授業中の内容に「あ!」という気付きが得たときって、ちょっと掘り下げたくないですか?

「じゃあ、こんなときはどうだろう」「もしくはこんな状況だったらいけるのかな」とか、考えていると授業にはあっという間においていかれてしまいます。


しかし、この「気づき(Awereness)」ってとっても大事なんです。


具体的に言うと、「新たな脳神経の繋がりができた瞬間」なんです。


この繋がりは、残念ながら永続的ではありません。一度できたコネクションも時間とともに消失します。少しでも長く残すためにどうすればいいのかというのは、簡単で「反復」なんです。

作り上げたコネクトを何度も何度も使うことで、一般化されたtながりになります。これが「新しいことを覚える」ということなのです。


ただ残念なのは、この反復を教師はみてくれません。一人ずつの反応に注目して授業はできなので。グループ授業の限界はここにあります。


さて、ノートのとり方に戻りますが、基本教師は学校の「教科書」が基盤です。

裏を返すと、教科書以外に事を題材にしては行けないのが暗黙のルールです。

ただいろいろな先生がいらっしゃいますので、そこは制限はできません。ただし言えることはカリキュラムにないものを教えて、成績を評定することは論理的におかしいことになります。


教科書はかなり絶対的な指標になります。受験では教科書以外のところからは出題されません。

そして、授業では教科書の内容を説明していくことになります。


ノートを取っていることも、実は教科書に全て書いてあるんですね。教科書を写せば勉強ができるようになるということはないはずです。(もしそれだけで効果があるのであれば、全科目「書写」でいいはずですよね)


必殺技としてのノートのとり方は、「同じことは記載しない」のが正解です。

教科書に書いてあることをノートに取らず、教科書に印をつけるなどで対応したらどうでしょう。

もし教科書に記載のないことがあれば、それはノートに取るべきです。ただしノートを取ってしまうと情報が教科書から離れてしまいませんか?


教科書とノートを見比べることも避けたいですよね。


ならばおすすめは「教科書に書き込む」です。

こうすることで、教科書がすべての起点になりますし、教科書にすべての情報が集まることになります。

教科書もスペースがないものもあります。その場合は付箋を挟むなどの工夫は必要です。


ただ情報が一元化できることは、後から見直しするときにとても有効です。


ちなみに僕は大学での勉強をすべてそのようにしました。

もちろん、教科書は他の人に比べるとボロボロにはなりましたが、その場合、もう一度同じものを購入して書き込みました。そうすることで、「高度に整理された情報と、プラスアルファの情報が合わさった参考書級の書物」になるわけです。


思い出すときも教科書が起点になるので、断片的なものになりにくいので、芋づる式に情報が拾い上げられます。


教科書に書き込みを許さない教員もいると思います。

それは「郷に入っては郷に従え」なので同じ方法は使えないかもしれません。

ただ、「授業で出た情報は教科書に必ず書いてある」ことを念頭に置き、チェックや印をつけるだけでも随分違うでしょう。


小学生のお子さんでも、教科書を読まない子が多くいると思います。先生の教材作りに熱心で教科書の存在を忘れてしまう方もいます。

ただ受験勉強を念頭に置くのであれば、教科書は絶対的な存在です。


このブログを書いていて思い出しました。

高校生の時に、テスト問題で「最後の授業で私が話した最近の出来事を書きなさい」と問題が出ていたのです。


その時は先生は優しいと思いましたが、今考えるとこの先生は教えることを放棄しているのです。

教えることではなく聞いているかという、全く低レベルのことを題材に上げています。


いまであれば怒鳴り込んでいくかもしれません。その時の僕の感想は「5点分得した!」ですね(笑)


ノートのとり方で確実に学習効率は変わります。


東大生はきれいにノートを取っているという書籍も出ていますが、それで全員が頭が良くなるのであればどの学校もその方略をとっています。

結局答えはないのが学習方法ですが、「少なからずとも」 省エネはしたほうがいいです。

勉強に長時間費やすことで、ストレスも溜まりますし、やりたい時間が取れません。


シンプルにかつ効率よく物事をすすめることは常に考えておいて損はありません。


いまだに「苦労は買ってでもしろ」という方もいますが、苦労している時間が経過すればするほど、世の中は大きく変わってしまいます。


残念ながら、今の時代はスピーディーに物事を捉えることが重要視されるのです。

そのために自分の能力を最大限どのように活用するか考えていきましょう。


当塾では、そのお手伝いも可能です。気軽にお問い合わせください。



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