「今ある仕事の50%は10年以内になくなる」
これは、あの有名なオックスフォード大学の研究にて判明したことです。
歴史を見ても、電話交換手も一時は花形だったのにも関わらず今はなくなりましたし、ワードプロセッサー操作員もいなくなりました。
これからの子どもたちは、我々の想像もつかないような職業につくことになるかもしれません。
公務員がいいんだぞ という時代もやや終焉を迎えいち早く新しい職業にマッチングすることが生き残り戦略の一つかもしれません。
今後の日本社会では明らかな労働力の低下が懸念されています。それらを網羅するためのIT技術が進み、「誰でもできる仕事」というカテゴリーはなくなると思われます。
あなただからこそできること、あなたしかできないこと、が重宝されるのでしょう。
今後出現してくる職業に予測はできるのか?
未来を完全予測などはできないにしろ、直近の未来は可能です。
いま注目を浴びつつあるのが、デザイン思考によるブランディングです。
簡単に言うと、商品やサービスを売り出すための「仕掛け作り」をしていく仕事です。
いままでの時代とは違い消費者も少なくなる中、ものを販売するのに様々な戦略が必要になってきます。そこは目に見えない活動が大部分をしめるので、「形のないものに価値を感じる能力」が必要になります。
現在では、数字が先行し、数字だけをみているような評価ですが、今後は数字では測れない仕事に注目が浴びます。そしてこれらはやりっぱなしではなく、無から有を作り上げることで売上を伸ばさなくてはいけないのです。
これらの方略を提案している企業はまだ少なく、ノウハウも不確定であることが多いので、個人レベルにとどまっている印象です。これから大きくなってくる産業でしょう。
このように我々には想像もつかない仕事が今後も出てくるでしょう。
機械にできないことが仕事になる。
機械にできないことってなんでしょう。
大根を収穫する=できる
相手に情報を伝える=できる
ご飯を作る=できる
掃除をする=できる
などなど、結構出来ちゃうんですよね。
価格帯が高かったりまで技術が少しだけ稚拙だったりで身近にはなっていないけど、概ねできるのでしょう。
今のところできないことがあるんです。
それは・・・・・・
自分で考え出しながら、それをプロダクトを、様々な環境因子をベースに考えることができることなんです。
要は「論理的に考えること」であり、「論理的に相手に伝えること」はいまのところ人間以外にはできません。
なぜこの商品を買わなくてはいけないのか、なぜこのサービスをしなくてはいけないのか。
やりたいから、ほしいからといった感情的な側面だけではなく、論理的に理屈にそって事柄を説明できるのは、いまのところ人間だけです。
ここにAIやら、ロボットやらが追いつくにはまだ数十年かかるでしょうし、いきているうちには完成しないでしょう。
このいちばん大変な領域は「人間ならでは」で残っていくはずです。
となれば、消えない職業は「思考を論理的に伝える仕事」は残っていくでしょう。
軽作業や、人海戦術のマンパワーなんかは、どんどん仕事はなくなっていくことと思います。
いまから準備するのは「論理的思考(ロジカルシンキング)」なのです。
1/2 ✕ 1/3 は、なぜ 1/6 になるのか?
上記の計算式は、小学生の算数を習っていれば、説明できますよね。
例とすれば「分子同士と、分母同士をかければ、答えが出る」というものではないでしょうか。
これは答えは正しいですが誤りです。
きいているのは「なぜ」です。
この計算式を、論理的に説明できることが重要なのです。
例えば、「1/2 を 3等分して、そのうちの1つ を聞いている計算式であるから」であれば、説明していることになります。
言葉も同じです。
「歴史」とはなんですか?
この答えに、「人が戦ったりしている歴史のこと」と答えた小学生がいました。
大事なのは「歴史」を説明するのに「歴史」という言葉を使ってはいけないことです。
そもそも歴史という言葉がわからないのですから、その言葉を使わないように説明しなくてはいけません。
といった。論理的に物事を判断し、相手に伝えられる能力はおとなになっても必要になっていくのです。
脳の中のイメージはどんな感じ?
自分の頭の中の考え方なんて、意識したことがない人が多いのではないのでしょうか。
僕の恩師に小児科医の先生がいらっしゃって、講義の中で
「君は100までの数字を頭の中でどうやって思い浮かべる?」
と唐突に質問されたことがあります。
学生は、それぞれのイメージを伝えますが、この先生のイメージは過ごしぎました。
脳の中で3次元の立体構造で捉えているようです。
「1から10は、真横にきれいに並び、11から20は奥に向かって整列している。さらに30までは斜めに走り・・・」というお答えに、にわかに信じることができませんでした。
この先生は天才の一人に数えられているさまざまな経歴を持ちの方なので、決して学生を盛り上げようと思った言葉ではないと思います。
なぜ、プログラミング教育が推進されているのか?
IT技術に特化した人材育成を掲げて小学生からプログラミングの基礎を学ばせようとしています。
これは今後PCでの仕事が増えるからという、短絡的な目的ではなく、あくまでも思考の育成にあるのです。
プログラミング言語が、複数存在し、それぞれに多少なりとも癖があります。
比較的、英語の文法に近いものが「BASIC」言語でしょう。
残念ながら、この言語はもっと簡略に、もっと複雑な結果を表示できるプログラムに移行しており、現在有名なプログラミング言語は「Python」や「C++」などです。
多少の文法の違いはありますが、共通している条件があります。
「正しく条件を設定しなければ、プログラミングが動かない」ことです。
適切に数を設定して、その数に対して、どのような計算をさせるのかを指定し、その結果をどのように表示していくのかを記載していきます。
そこまでして、やっとそのプログラムが動き、完成するのです。多くのアプリケーションはこれらの条件が複雑に絡み合いながら実施させるために、少しのエラーでもあれば全体が動かなくなるようなことになるのです。
大手銀行のシステムが止まったり、ゲームのエラーが出て進めなかったりするのは、まさにこのあたりの問題なのです。
すべてが論理的に間違いなく、指示が構築されることが重要なのです。
プログラム学習は、はやいうちに実施する音に越したことはありません。ロジカルシンキングを手に入れることで学習の効率は格段に良くなります。
一般的な教科に興味が持てないお子さんにはプログラミング学習を進めてることも一つの手かもしれません。
当塾もコンテンツを用意している場合があるので、ご相談ください。