2021年12月8日水曜日

情報のシャワーの効果について



ツメツメの授業は効率がいいのか?

 我々、教育関係者の中でよく言われる言葉として「情報のシャワー」です。

 シャワーの水滴のように、一粒一粒の把握はできなくても、全体として「暖かかったな」とか「きれいになったな」とかを感じるように、情報をシャワーにように浴びせると、全体の概略がなんとなく把握することができることを指します。


 この延長線上が睡眠学習なんだと思います。まさしくエセ科学。


情報のシャワーは、効果がはっきりと分かったわけではないのですが、あるかもしれないと言ったレベルのものです。なのでこれだけ信用することはできません。

概ねの集団講義では、このシャワー効果が出ているのだろうと思います。ひとりひとりの理解には沿っていないので。

このシャワー効果から「生きたい知識」にするには、さらに膨大な情報量が必要となります。さらに情報整理能力ですね。

このあたりを二重、三重に行う必要があり一見早い進捗度のように見えて、実は何度も立ち戻りをしなくてはいけないので、「短期間で効果を出す」には非効率です。受験まで3年あるからーという状況であれば、のんびりとできます。

中学3年生の場合、そのようなのんびりとした時間の使い方では全く間に合いません。

例えば数学を受験するにあたって、出題範囲が10単元だとします。

当然10単元すべて正答すれば受かるわけですが、概ね合格点は60点あたりを推測できます。出題者としても平均点が60点あたりに推移して、0点や100点といった突発的な人を少なくすることをめざして問題作成をします。(いわゆる標準偏差を少なくする)

この10単元をまんべんなく学習させて、どれも危うい状況にした場合、1単元あたり正答率が50%ならば、全体の点数も50点になり、不合格です。

しかし、6単元だけでも正答率を80%まであげ、残り4単元は正答率を10%にすると合格率は格段に上がります。


もちろん、旧帝大のような素晴らしい学校は満点をとることが合格ラインだったりするので、この方略は使えませんが、一般の受験者であればちゃんと理解できる単元を少しずつ増やすことが重要です。


そこには、「シャワー効果」はありえないのです。


マンツーマンで向き合って、自分の苦手なことを一つ一つ潰していって、理解した単元を一つずつ増やしていく。この作業が合格に結びつくのです。


個別学習塾はいくつもあります。どこでも同じのようにも思います。

塾の選択基準はいくつかありますが、キワードは「鎮守の森」です。

次回はその話題を書いてみます。

2021年11月6日土曜日

集中力の科学。ポモドーロテクニックは有効か?

 

あなたの集中力はどのくらいですか?


 一つのことに集中して、活動をするときのあなたが意識を没頭できる時間はどのくらいですか?

 おもしろいもので、テレビなど娯楽は結構な時間で持続できると思います。それは受動的だからです。


 自分から何もしなくていい 

 ことに関しては、比較的長く集中力が持ちます。ただこれは全く本人の糧になりません。「刺激を受けるだけ」で何かを得ることはほぼありません。


 有名な講師のセミナー、著名人の活躍しているニュース、これだけw見聞きしている”だけ”では、ほぼ得るものはないのです。



 人が何かを得るためには、能動性が必ず必要です。

 能動性は言い換えると「探索活動」であり、どれが正しいかわからないことでも、自らが考え、実践して、結果を考えて、またトライする。このサイクルを回すことで、まさしく「自分の身」になるのです。


 ではこの能動的な時間は、どれくらいキープできますか?


 事務作業然り、年賀状の作成然り、さまざまな作業が日常溢れていますが、いかがでしょうか。

 「ゾーンに入る」という言葉がありますね。苦手な作業でも、うまくツボに入れば、苦痛が和らぎ一気に物事が進むことをさします。実は楽しいことに使いがちですが、楽しいことはゾーンに入らなくても継続できるので、不向きな言葉です。大事なことは「苦手な障壁を乗り越えるときに知らぬ間に時間が立ってた」という経験が重要なのです。


 このゾーンに入るということも、一生のうちに何度も経験できることではありません。多分数えられるくらいしか出会えないはずです。それくらい様々な要因が揃わなければこの体験はできないのです。その要因についてはまた後々記載していきます。


 で、ゾーンに入らない通常の集中力です。これは、なんと大人も子供もあまり変わりません。10〜15分だそうです。

 授業時間を構築する際に、小学校だと60分、高校生だと90分を単元と考え、15〜20分で1項目が終わるように設定していきます。それはこの集中力の維持時間と関連しているのです。


 例えば1時間机に向かって勉強している子供も、ビデオで録画してみると勉強以外の作業がちょこちょこと入ってしまいます。これは集中力が切れた証なんですね。

 残念ながら、これを強制的に言葉や環境で閉じ込めてもよい結果はないです。集中力の切れた状態ので学習は、ほぼ効果が薄いと言われています。

 では、どうすればいいのか、そこで考え出されたのがポモドーロテクニックです。


 ポモドーロテクニックとはなにか?

 イタリア語で「トマト」のことを「ポモドーロ」といいます。

 イタリアンを食べにいくと、トマトを使ったパスタのことを「スパゲッティー・ポモドーロ」と呼ばれます。

 トマトを食べれば学習効果が高くなる ということではなく、これは時間管理術の一つです。

 イタリアの学生が、勉強の効率を上げるために、集中力の高い時間に学習を集中して、管理したことから始まります。彼らはこれを「1ポモドーロ=25分」として、「今日は4ポモドーロを数学に使った」という感じで、時間という概念を短くして、別の言葉で表記することで意識を変えさせました。またこの25分が集中力の限界値に近く、自分自身でコントロールできる時間の長さでもあったのです。

 イタリアだからトマトよね。と思われた方、実は違います。

 この25分をはかるのに、キッチンタイマーを使ったのです。そのタイマーが「トマトの形」だったので、ポモドーロとなったみたいです。


子供への教育効果


集中力が短いお子さんには、このポモドーロテクニックが有効なことがあります。

長い時間勉強しなさいという指示だけでは、やはりできていな時間がおおくなってしまって効率が悪いことがあります。その場合、「25分だけ」集中して取り組みなさいという指示は、実施するハードルが下がって、行ってくれる可能性が高まります。

ちなみに、4ポモドーロは、25分+5分(休憩)のサイクルで行うことがポイントです。

作業が乗ってきたとしても矯正的に休憩をはさみます。必ず後々バテるのは目に見えているので無理は禁物です。少しずつポモドーロを増やしていきましょう。


ポモドーロテクニックの注意すべき点

このテクニックはあくまでも集中力を落とさないためのテクニックであり、勉強時間を短くするものではありません。要はこの1ポモドーロで実施できる課題量を的確に設定する必要があります。失敗例は「子供がその時間を耐えればいい」と思ってしまい、終了後の休憩に意識を向けることになってしまいます。

「休憩時間にゲームにしてもいいよ」となると、ゲームに意識を向け、作業が場当たり的になってしまいます。あくまでも成果物をちゃんと確認するような家族システムを作りましょう。

 

親が子供にしてあげられること。6750?

 

親が子供にしてあげられること


これを考えたことがありますか?


少なからずとも、成人するまでは親が面倒を見る必要があるかもしれません。

ただ大学進学と同時に、自宅を出てしまうことの可能性もあります。そうすると18歳までです。


18歳=18年


当たり前ですが、長いようで短いのです。


これが、6750日です。


うまれて二日目には、6749日になり、5歳のことには、残り4745日になります。


明日があるから、明後日があるから、今度でいいから、とのびのびにしてしまうと、この残り日数がどんどん短くなってしまいます。

「今週は仕事がつかれたから、子供と遊ぶのは来週にしよう」これで7日マイナスになるわけです。

子供と一緒の楽しく過ごせる時間もどんどん短くなっていくことに、焦りを感じなくてはなりません。

そして我々も同じように、この頃の記憶はどんどん失われていきます。小学校3年生の夏に何をしたのかなんて覚えていませんよね。

でも親は覚えているのです。子どもたちに出来得る限りのことを提供しているので、忘れることが少ないのです。


一時間、半日、一日を大事にしながら家族と過ごすことは重要なんです。


そして、親はこのリミットの中で何を提供できるかです。

お子さんが、学校などで疲れて帰ってきて、家が唯一の安寧な空間であることは否定できません。

なので、十分甘やかすことも必要ではあります。一方、彼ら彼女らがこれから生きていくために必要なことを、体験させることができるのも親しかできません。


本人がやりたくないからという言葉だけで、体験させないのはとても問題に感じます。

そもそも子供が体験したことがないことに、イメージを持つことができないからです。


「最近の子供はやる気がない」という教育学者がいます。僕はそうは思いません。問題はイメージ力が弱いのです。自分がイメージできないことを体験することで、イメージを構築する体験を沢山繰り返すことで、体験していないこともあたりがつけられるようになります。


 全世界の出来事を体験することはできません。

 体験しなくてはわからないというのは、とても発想が貧困な教育法です。

 一定の体験量と経験は、子ども自身の論理的思考を育むことになります。それが他者に言われて始めたことでも、結果的によい思考を構築できるのです。


 さて、ここで「親としてできることは?」の命題の答えは、様々なことを体験させることになります。それが体を使うこと、頭を使うことどのようなことでも問題ないのです。

 まずはやってみる精神が必要なのです。

 来年からやらせようでは、365日分 時間が不足します。

 思い立ったら、実践することは子どもたちにとっての可能性を広げる大人の使命なのです。



2021年10月26日火曜日

【今日の質問】算数の成績が上がらない。先生助けて。



今日は、


「さんすうのてんすうがあがらないです。どうすればいいですか?」


のご質問に答えていきます。


まず、算数と数学は違います。


習っている学年がちがうというよりも、求める内容が全く違うのです。


算数は国語が大事


 算数は四則演算(加減乗除)の計算と、文章題が出題されます。

 これは世の中にある出来事は数字に置き換えて把握することはできるという体験をするための出題です。


 「あきらくんは、八百屋に行きました。きゅうりをできるだけ買った後にトマトを買いました。きゅうりとトマトはどちらが高いでしょう」


 一見数字が出ていませんが、これもれっきとした算数の問題です。

 しかし数字は出ていないので、まさに「読解能力」が試されるわけです。


 きゅうりの価格が提示される問題であったり、きゅうりとトマトの差額が提示されたり、はたまた別の野菜が出てきたりと様々なバリエーションになりますが、算数は計算式がちゃんとできるかというよりも、文章を読めるかということが大事になります。それが算数の特徴なのです。


*答えは最後に書いておきます。


数学は因果関係が重要

 算数では文章を計算式に置き換えることが重要でした。一方、数学では「物事の原因と結果は数値で表せる」という命題に立ち向かいます。
 
 「宝くじをあなたが1枚だけ購入した場合、一等賞に当選する確率はどれくらいあるか」というもので、宝くじは買えば当たるというものではなく、この確率をどのように認識するかが重要です。

 一例で言えば、「年末ジャンボ」の一等当選確率は、1/2000万 だそうです。もっとも当たりにくい宝くじになります。
 5万人が入る東京ドームの、400個分の中から1名だけです。
 2枚買えば、東京ドーム200個、10枚買えば40個 と確率はあがりますが途方も無い数値です。
 
 さらに「期待値」という考え方があり、賞金の全額を足した額面を、発行枚数で割れば、「1枚あたりの期待できる当選額」がでてきます。これは年末ジャンボであると、計算すると144円程度だそうです。1枚300円の販売価格ですから、50%程度は戻ってこない計算になります。

 100万円分購入しても、期待値通りに当選できれば、50万円しか戻ってきません。残り半分は宝くじの収益になります。
 半分を宝くじ事業主に渡していることにあるのです。儲かる通りがないわけです。
 その他にもパチンコは80%、競馬は65%と、どちらにしても勝ち越せる期待値ではないのです。

 もちろん、当選すれば儲けます。ただトータルで何年も何回も続けていくと、結局はこの期待値に落ち着くことになります。それが数学なのです。

 ギャンブルの話にはなりましたが、息抜きに参加することもいいかもしれません。
 ただ数学的には、決してかけたお金が倍になって戻ってくることはないのです。

質問のお答えを完結にしましょう。

 「本を読んでください。何が書いてあったのか、家族に簡潔に説明してみましょう。聞いた家族が内容が理解できていなければ、あなたも本の内容を理解したことにはなりません」

 情報を文字としてとらえると、それらを視覚情報で読み、言葉の意味合いを理解して、文脈を接続され、関係性を脳内で構築して行きます。次にその脳内で構築された情報を、相手の理解度に合わせて情報の取捨選択を行い、適切な内容を言葉にして提示することになります。これだけの作業を通じて脳を活性化しているため、物事の把握する能力は格段に上がります。

 算数の成績が上がりにくいお子さんは、概ね国語能力が乏しいことが多い印象です。まずは本を読むことから始めると効果を期待できます。


 それでは、八百屋の質問の答です。


 大事なワードは「きゅうり」でもなく「トマト」でもありません。
 「できるだけ」です。
 できるだけ、すなわち「最大限」と、言い換えることができます。
 となると、あきらくんは持っているお金で「きゅうりを1本も買えないところまで購入する」ことが第一条件です。「1本もきゅうりが買えない」ところがポイントです。
 その残りのお金でトマトを購入したわけですから、

 きゅうり最大値購入後の残金 < きゅうり1本の価格
 きゅうり最大値購入後の残金 => トマト1個の価格

 になります。残金でトマトがいくつ買えたかは問題ではなく、残金ではきゅうりが買えないという事実を読み解く必要がありました。

 これにより、「きゅうり > トマト」という不等式が成り立つため、質問である「きゅうりとトマトのどちらが高いでしょう?」に対する正式な回答は

 「きゅうりの価格はトマトの価格よりも高いと言える。」

 が正当です。

 単語だけ解答欄に書くお子さんがいますが、それは相手に伝わりません。
 「きゅうり」 だけだと、それが高いのか低いのか、何を表しているのか相手には伝わらないのです。

 本を読んで相手に伝えるというのは、文章読解もさることながら適切な回答にもつながるということになります。まずは、簡単な書籍から読んでみましょう。

2021年10月22日金曜日

プログラミング教育は必要か? なくなる仕事、できる仕事。


「今ある仕事の50%は10年以内になくなる」


 これは、あの有名なオックスフォード大学の研究にて判明したことです。

 歴史を見ても、電話交換手も一時は花形だったのにも関わらず今はなくなりましたし、ワードプロセッサー操作員もいなくなりました。

 これからの子どもたちは、我々の想像もつかないような職業につくことになるかもしれません。


 公務員がいいんだぞ という時代もやや終焉を迎えいち早く新しい職業にマッチングすることが生き残り戦略の一つかもしれません。


 今後の日本社会では明らかな労働力の低下が懸念されています。それらを網羅するためのIT技術が進み、「誰でもできる仕事」というカテゴリーはなくなると思われます。

 あなただからこそできること、あなたしかできないこと、が重宝されるのでしょう。


今後出現してくる職業に予測はできるのか?

 未来を完全予測などはできないにしろ、直近の未来は可能です。
 いま注目を浴びつつあるのが、デザイン思考によるブランディングです。
 簡単に言うと、商品やサービスを売り出すための「仕掛け作り」をしていく仕事です。

 いままでの時代とは違い消費者も少なくなる中、ものを販売するのに様々な戦略が必要になってきます。そこは目に見えない活動が大部分をしめるので、「形のないものに価値を感じる能力」が必要になります。
 
 現在では、数字が先行し、数字だけをみているような評価ですが、今後は数字では測れない仕事に注目が浴びます。そしてこれらはやりっぱなしではなく、無から有を作り上げることで売上を伸ばさなくてはいけないのです。

 これらの方略を提案している企業はまだ少なく、ノウハウも不確定であることが多いので、個人レベルにとどまっている印象です。これから大きくなってくる産業でしょう。

 このように我々には想像もつかない仕事が今後も出てくるでしょう。

機械にできないことが仕事になる。

 機械にできないことってなんでしょう。

 大根を収穫する=できる
 相手に情報を伝える=できる
 ご飯を作る=できる
 掃除をする=できる

 などなど、結構出来ちゃうんですよね。
 価格帯が高かったりまで技術が少しだけ稚拙だったりで身近にはなっていないけど、概ねできるのでしょう。
 今のところできないことがあるんです。

 それは・・・・・・

 自分で考え出しながら、それをプロダクトを、様々な環境因子をベースに考えることができることなんです。

 要は「論理的に考えること」であり、「論理的に相手に伝えること」はいまのところ人間以外にはできません。

 なぜこの商品を買わなくてはいけないのか、なぜこのサービスをしなくてはいけないのか。
 やりたいから、ほしいからといった感情的な側面だけではなく、論理的に理屈にそって事柄を説明できるのは、いまのところ人間だけです。

 ここにAIやら、ロボットやらが追いつくにはまだ数十年かかるでしょうし、いきているうちには完成しないでしょう。

 このいちばん大変な領域は「人間ならでは」で残っていくはずです。

 となれば、消えない職業は「思考を論理的に伝える仕事」は残っていくでしょう。
 軽作業や、人海戦術のマンパワーなんかは、どんどん仕事はなくなっていくことと思います。

 いまから準備するのは「論理的思考(ロジカルシンキング)」なのです。

1/2 ✕ 1/3 は、なぜ 1/6 になるのか?


 上記の計算式は、小学生の算数を習っていれば、説明できますよね。
 例とすれば「分子同士と、分母同士をかければ、答えが出る」というものではないでしょうか。
 これは答えは正しいですが誤りです。
 きいているのは「なぜ」です。
 この計算式を、論理的に説明できることが重要なのです。
 例えば、「1/2 を 3等分して、そのうちの1つ を聞いている計算式であるから」であれば、説明していることになります。

 言葉も同じです。
「歴史」とはなんですか?
 この答えに、「人が戦ったりしている歴史のこと」と答えた小学生がいました。
 大事なのは「歴史」を説明するのに「歴史」という言葉を使ってはいけないことです。
 そもそも歴史という言葉がわからないのですから、その言葉を使わないように説明しなくてはいけません。

 といった。論理的に物事を判断し、相手に伝えられる能力はおとなになっても必要になっていくのです。

脳の中のイメージはどんな感じ?

 自分の頭の中の考え方なんて、意識したことがない人が多いのではないのでしょうか。
 僕の恩師に小児科医の先生がいらっしゃって、講義の中で
 「君は100までの数字を頭の中でどうやって思い浮かべる?」
 と唐突に質問されたことがあります。

 学生は、それぞれのイメージを伝えますが、この先生のイメージは過ごしぎました。
 脳の中で3次元の立体構造で捉えているようです。
 「1から10は、真横にきれいに並び、11から20は奥に向かって整列している。さらに30までは斜めに走り・・・」というお答えに、にわかに信じることができませんでした。

 この先生は天才の一人に数えられているさまざまな経歴を持ちの方なので、決して学生を盛り上げようと思った言葉ではないと思います。

なぜ、プログラミング教育が推進されているのか?

 IT技術に特化した人材育成を掲げて小学生からプログラミングの基礎を学ばせようとしています。
 これは今後PCでの仕事が増えるからという、短絡的な目的ではなく、あくまでも思考の育成にあるのです。
 
 プログラミング言語が、複数存在し、それぞれに多少なりとも癖があります。
 比較的、英語の文法に近いものが「BASIC」言語でしょう。
 残念ながら、この言語はもっと簡略に、もっと複雑な結果を表示できるプログラムに移行しており、現在有名なプログラミング言語は「Python」や「C++」などです。
 多少の文法の違いはありますが、共通している条件があります。

 「正しく条件を設定しなければ、プログラミングが動かない」ことです。

 適切に数を設定して、その数に対して、どのような計算をさせるのかを指定し、その結果をどのように表示していくのかを記載していきます。
 そこまでして、やっとそのプログラムが動き、完成するのです。多くのアプリケーションはこれらの条件が複雑に絡み合いながら実施させるために、少しのエラーでもあれば全体が動かなくなるようなことになるのです。

 大手銀行のシステムが止まったり、ゲームのエラーが出て進めなかったりするのは、まさにこのあたりの問題なのです。

 すべてが論理的に間違いなく、指示が構築されることが重要なのです。

 プログラム学習は、はやいうちに実施する音に越したことはありません。ロジカルシンキングを手に入れることで学習の効率は格段に良くなります。

 一般的な教科に興味が持てないお子さんにはプログラミング学習を進めてることも一つの手かもしれません。

 当塾もコンテンツを用意している場合があるので、ご相談ください。


鉛筆で勉強すると学習効果が高い?理想の筆記用具はこれだ!


間違えたら消せる筆記用具は魅力的です。

人間誰しも間違えることがあります。

それを修正できる筆記用具はとても重宝されてきたのだと思います。


字を書くことは、昔は地面に書いていました。そこから岩肌、木の板、粘土さまざまなものに映すことで情報を伝えてきています。

僕は病的なほど、字が汚いです。

いや、きれいに書けるのですが、急いでいたりメモ程度であるとほぼ読めない文字になってしまいます。自分でも判読が難しく、家族もほぼ無理です。


これは相手に何かを伝達するときに致命的な状況と言えます。音でしか情報を伝えられないということは、理解を誤ることが格段に増えます。


いくらパソコンが発達しても、「文字を書いて情報を伝える」ことは、人間の歴史から見ても確実に残っていくことと思います。となるとせめて「判別できる文字」くらいは手に入れなくてはいけません。


 先日、漢字練習をしているお子さんのドリルを見ました。

 何度も反復して書いてはいますが、一字一字に真剣さが足りません。「ただ」かいているだけなのです。

 そして消せることをいいことに、いい加減に書いて、消すのもいい加減で、線が重複している状態で上書きするので、正しい形を認識することすらできません。


 ご家族が指示するときも「ちゃんと消して」とか「きれいに書きなさい」とかになってしまい、本来の目的が失われいるのです。


本来の目的は「情報を伝達できるか」なので、そこに着目して伝えるべきです。


子供の頃、習字を習っていました。なかなか上達しなかったのですが、今思い起こすとうまくなった同級生と自分の違いは、修正できない習字への「ためらい」だったように思います。


 一度書いたら消せないという緊張感は、なかなか筆を進ませることができず、上達した子はお構いなしに何十枚も書いていたように思います。

 この頃の僕はすでに当然鉛筆に慣れていたので、習字でも消したいのに消せないジレンマに、細い線を書いて、二度筆で肉付きしていたように思います。

 もちろんこれでは上達しないのです。


 いま社会人になって逆に鉛筆を使わなくなりました。「消えない」ことによる「証拠」となるのでボールペンなどを使っています。

 始めからボールペンならばよかったと今でも思います。


 毎回精一杯書ききるという意識をもたせるのであれば、ボールペンではじめから書いていればよかったと思います。


 文字をただ書くわけではなく、相手に伝えるためのものだということを意識して、ボールペンを小さいうちから使わせることは重要かと思います。

 ペン先の感覚でうまくかけるかけないという細かい感覚はいうほどは左右しません。


 一度だけでも、適切な情報を伝えるという意識を持ってもらうことは重要に思います。

 

 文字を書く ≠ きれいに書く 

 文字を書く = 見ている人に情報を正しく伝える


 それを意識すると、ボールペンを利用することはその決意を持つことができるでしょう。


 出来事は 一発勝負。 その意識は子供のうちからモテることは重要です。決してリセットボタンを乱発することはできないのです。


板書は一言一句? 自分にあったノートのとり方を知ろう。


ノートを取ることに命をかけていた学生さんは多いことでしょう。

黒板と全く同じことを「うつす」ことに時間が割かれ、内容の理解な二の次みたいなこともあったんじゃないでしょうか。


授業中の内容に「あ!」という気付きが得たときって、ちょっと掘り下げたくないですか?

「じゃあ、こんなときはどうだろう」「もしくはこんな状況だったらいけるのかな」とか、考えていると授業にはあっという間においていかれてしまいます。


しかし、この「気づき(Awereness)」ってとっても大事なんです。


具体的に言うと、「新たな脳神経の繋がりができた瞬間」なんです。


この繋がりは、残念ながら永続的ではありません。一度できたコネクションも時間とともに消失します。少しでも長く残すためにどうすればいいのかというのは、簡単で「反復」なんです。

作り上げたコネクトを何度も何度も使うことで、一般化されたtながりになります。これが「新しいことを覚える」ということなのです。


ただ残念なのは、この反復を教師はみてくれません。一人ずつの反応に注目して授業はできなので。グループ授業の限界はここにあります。


さて、ノートのとり方に戻りますが、基本教師は学校の「教科書」が基盤です。

裏を返すと、教科書以外に事を題材にしては行けないのが暗黙のルールです。

ただいろいろな先生がいらっしゃいますので、そこは制限はできません。ただし言えることはカリキュラムにないものを教えて、成績を評定することは論理的におかしいことになります。


教科書はかなり絶対的な指標になります。受験では教科書以外のところからは出題されません。

そして、授業では教科書の内容を説明していくことになります。


ノートを取っていることも、実は教科書に全て書いてあるんですね。教科書を写せば勉強ができるようになるということはないはずです。(もしそれだけで効果があるのであれば、全科目「書写」でいいはずですよね)


必殺技としてのノートのとり方は、「同じことは記載しない」のが正解です。

教科書に書いてあることをノートに取らず、教科書に印をつけるなどで対応したらどうでしょう。

もし教科書に記載のないことがあれば、それはノートに取るべきです。ただしノートを取ってしまうと情報が教科書から離れてしまいませんか?


教科書とノートを見比べることも避けたいですよね。


ならばおすすめは「教科書に書き込む」です。

こうすることで、教科書がすべての起点になりますし、教科書にすべての情報が集まることになります。

教科書もスペースがないものもあります。その場合は付箋を挟むなどの工夫は必要です。


ただ情報が一元化できることは、後から見直しするときにとても有効です。


ちなみに僕は大学での勉強をすべてそのようにしました。

もちろん、教科書は他の人に比べるとボロボロにはなりましたが、その場合、もう一度同じものを購入して書き込みました。そうすることで、「高度に整理された情報と、プラスアルファの情報が合わさった参考書級の書物」になるわけです。


思い出すときも教科書が起点になるので、断片的なものになりにくいので、芋づる式に情報が拾い上げられます。


教科書に書き込みを許さない教員もいると思います。

それは「郷に入っては郷に従え」なので同じ方法は使えないかもしれません。

ただ、「授業で出た情報は教科書に必ず書いてある」ことを念頭に置き、チェックや印をつけるだけでも随分違うでしょう。


小学生のお子さんでも、教科書を読まない子が多くいると思います。先生の教材作りに熱心で教科書の存在を忘れてしまう方もいます。

ただ受験勉強を念頭に置くのであれば、教科書は絶対的な存在です。


このブログを書いていて思い出しました。

高校生の時に、テスト問題で「最後の授業で私が話した最近の出来事を書きなさい」と問題が出ていたのです。


その時は先生は優しいと思いましたが、今考えるとこの先生は教えることを放棄しているのです。

教えることではなく聞いているかという、全く低レベルのことを題材に上げています。


いまであれば怒鳴り込んでいくかもしれません。その時の僕の感想は「5点分得した!」ですね(笑)


ノートのとり方で確実に学習効率は変わります。


東大生はきれいにノートを取っているという書籍も出ていますが、それで全員が頭が良くなるのであればどの学校もその方略をとっています。

結局答えはないのが学習方法ですが、「少なからずとも」 省エネはしたほうがいいです。

勉強に長時間費やすことで、ストレスも溜まりますし、やりたい時間が取れません。


シンプルにかつ効率よく物事をすすめることは常に考えておいて損はありません。


いまだに「苦労は買ってでもしろ」という方もいますが、苦労している時間が経過すればするほど、世の中は大きく変わってしまいます。


残念ながら、今の時代はスピーディーに物事を捉えることが重要視されるのです。

そのために自分の能力を最大限どのように活用するか考えていきましょう。


当塾では、そのお手伝いも可能です。気軽にお問い合わせください。



Dr.関塾 東海大学前校 神奈川県秦野市南矢名433ー201号室

0463(79)5080

2021年10月21日木曜日

ゲームは頭を悪くする?最近の知見とゲーム脳について。


ゲームは始めるとなかなかやめられないですね。

ご両親からは止められているもしくは制限されている場合もあるかもしれません。

まず
ご両親の立場から考えるにすでにゲーム機を買い与えてしまったという事実は変えられません。

使わないものを買い与えたことへの適切な説明することは難しく、渡した時点ですでに使ってよいという許可が出ているのです。


だとすると、「やめろ」や、「使うな」という禁止はそもそもの自分の行動を批判するものにつながります。

お子さんとの関係で一番気をつけなくてはいけないのは言葉と行動が一致しているかどうかです。
「早くご飯を食べなさい」「すぐ風呂に入りなさい」「すぐ寝なさい」、このような言葉は子供に投げかけている大人が、いつまでたっても食べるのをやめず、入浴も自分の好きな時間に入り、夜更かしをしている。
これでは子どもにとって何を信じていけばいいのかわかりません。このような人に信頼をしてもらうための教訓として言行一致という言葉があります。

 お子さんに投げかける言葉があった場合まずその言葉が自分に返ってきたときに適切に行えているかどうかを考えることは重要です。これらのことからも「ゲーム機を使わないで」というルールを作ること自体子供から大きな信頼を失ってることになります。


では具体的にゲームを止められ子供達にどのように接すればいいのでしょう。まず一つは禁止事項に関しては効果が低いということを肝に銘じておきましょう。

禁止を意味する言葉は脳内の中で変換がとても難しいのです。

だからこそ禁止ワードで子供をしつけをしようとすると、両者にストレスが貯まります。

ということは、ここは「ゲームをはしてもいい」ものというスタンスは崩してはいけません。

勉強との兼ね合いはどうしたらいいか。
どっちも「やる」という提案がよいのです。

勉強もやって、ゲームもする。

勉強を30分したら、ゲームを30分。
これをしっかり褒めてあげることが大事です。

どちらが先かというのはその子の性格によりますが、勉強を嫌なものにするのではなく対等のものとするように工夫は必要です。

勉強を先にすると苦痛のあとに、いいことが来るという反動も出てきます。また終わりを明示できないのも課題です。

先にゲームを許可することで、約束を基盤に信頼を与えることができます。

その後約束通り勉強を実施するほうが好ましいでしょう。

この約束通りのことができない場合には、お子様のお約束を大人側が拒否できる権利が増えたと考えればよいかと思います。

一人で生きていけると判断すれば、自ずと人間は親から離れ、指示よりも自己判断を重要視します。お子様に自立を育むのであれば、指示をきかない = 自分で責任を取る ということだと教えていく必要はあるでしょう。

子供の機嫌を撮ったり、自分の気持ちを押し殺したり、そのストレスが子育てにかかると全てに不満が出てきてしまいます。無償の愛情である子育ても、一定のギブアンドテイクは成り立つべきでしょう。

自分一人でできないことも、子供が感じさせることも大事です。経験(頭だけで考える)のではなく、体験(実際に感じる)を多くすることで、自分の能力を判断できる機会を作るのは親の役目になります。

失敗させないで達成感を得られながら自立体験を積み上げることは、学習にも大きく影響を及ぼします。




2021年10月16日土曜日

テレビは勉強の敵。人の情報処理の仕組みを知ろう。、

 

テレビを見ながら勉強できないからやめなさい。

ご両親によく言われますね。

なぜ見ながらできないんでしょう。


それはどの感覚情報を使うかで変わってくるのです。


テレビを”見る”となると、視覚です。

文字を書くは、視覚を手の運動です

本を読むは、視覚と目の運動です。

料理をするは、視覚・触覚・味覚・嗅覚と、手の運動です。


こちろん、脳での活動も多々働きますが、そこはまずおいておきます。


こうみると、様々な活動に対して感覚も運動も使われていることがわかります。


ここで大事なのは、感覚と運動の違いです。


感覚は、専門用語で受容器と呼ばれます。受容器になにかしらの刺激がきて、それを脳へ情報送信します。

一方、運動は効果器と呼ばれ、脳からの指令を伝え部位を動かします。


どうでしょうか。何が違うか理解できましたか?


感覚は受け身なんです。ようは自分で動くのではなく情報が来るのを待つ。一方運動は自らが動く。学習を行うには、情報を入れるだけでは残念ながら定着は弱いのです。例えば、コロナ禍の中、授業ビデオを見ているだけではなかなか理解できないことはありませんか?

学習には複数の感覚を利用することが望ましく、さらには運動を伴うことで記憶を強化する役割があります。


ノートを取ったり、計算式を書いたりするのは、運動を伴うことで学習を強化しているのです。


なぜ、テレビが学習促進にならないか。。。それは自らが動く運動が起こらないからです。


テレビを見ることで受動的になり、勉強を始めると能動的になり、この切替がうまくできないので、パワーを使わない方を選択しがちなんです。


ではテレビなどは全く良くないかといえばその先があるのです。人の能力として、感覚の選択性があります。


雑踏の中で様々な音が入りこんでいたとしても、その中から知り合いの声を聞き出せたり、ライブ会場で隣の人と話ができたり、人はいらない情報と、いる情報を分け、瞬時に感覚の感度を変えます。


その時の集中力はかなり強いものです。


テレビを見ているリビングで家族が大笑いしている中で集中して勉強できたら、あなたはかなり強い気持ちの持ち主です。


断言できます。確実に能力が上がります。


喫茶店や電車の中で集中できる子は、成績は大変よろしいです。


やってるふりをしてる人はだめです。

誰もあなたが勉強してることなんか見てませんから。




2021年10月15日金曜日

感染予防最前線。新型コロナに感染しないためにも。

新型コロナウィルスの猛威もなぜだか理由もわからずに収束に向かいつつあります。(2021/10/1現在)

社会には似非科学という分類があります。

科学的であるというのは、その因果関係が研究などで明らかになった事柄を指します。

たとえば、国が支援している制作の殆どのものは科学的に証明されています。

ガソリンの消費を減らせば、二酸化炭素の排出量が減り、地球温暖化に歯止めがかけられる=電気自動車補助金

この薬を飲むと約半数以上の人が症状が緩和される=第一種医薬品

など、因果関係が証明されているものが、国から支援を受けられるのです。

では世の中科学的なものだけで構成されているかといえば、全く違います。

自然界で言えば、宇宙のことはたった2%しか人類は知らないという有名な言葉を皮切りに、深海の生物、また生き残っている種族の理由など、実は科学的なこと以外のもので満たされているのです。

そこで騙されてはいけないのは、さも科学的であるかのように誑かす商品やサービスなどがあります。

これらを科学に似ても似つかないものとして、「似非科学」と呼ばれます。

一時期はやった、水素水、ゲルマニウム、マイナスイオンなどは最たるものではないでしょうか。
大手だから信用できるというわけではなく、大手だからこそ儲かるものには手を出します。マイナスイオン発生気がついていないドライヤーを探すことのほうが難しいかもしれません。

各商品の細かい分析はさておき、エセ科学には、第一種から第三種までの分類がある。

第一種 人の心理につけ込むもの。占いなど。
第二種 さも科学的であるような誤解を与えるもの 水素水など
第三種 複雑すぎてその因果が証明されていないもの 温暖化ガス、地震雲など

物事を判断するとき、その因果関係は証明されているもので、一般的に認知されているのかも考える必要があります。 

 
話は戻って、コロナ収束の原因ですが、どのテレビ局も現場の医師をコメンテーターに意見を聞き、さもそれが科学的であるかのような発言をしています。

これには冷静な目で見なくてはいけません。

一番、大笑いしたのが、某医師が

「長雨が続いたので感染が収まった」と国民的番組で発言していました。

これは国自体もほぼ何もわかっていないということが露呈されました。

ウィルスは2週間に一度程度、変異します。デルタ株がー、がー!とか言ってる人たちは、デルタ株が何なのがわかってないのです。

ただの順番なんですね。

見つかった順番に、アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ・・まだまだ続いています。

ついでにいうと変異が起これば起こるほど、DNAの情報は破壊されていくので基本的には毒素は弱まります。

まれに強毒に変化することもありますが、ほぼまれです。


感染が広がれば広がるほど、ウィルスは分裂するために失敗した変異を生み出します。

それが繰り返されることで、自然消滅していくのだと思います。

感染が少なくてなかなか強い毒素のまま残っているウィルスもいますが、すでにコロナのアルファ株は日本にいないぐらいになっているでしょう。

と、我々は今回のパンデミックで、大きな教訓を学びました。

科学的知識があれば自分の体を守れることです。

科学は役に立たないどころか、搾取されない人間になることが可能な魔法の知識です。


生物学、物理学、化学、全てが科学的です。

だからこそ、はっきりと区別することができる数少ない学問です。

答えをは一つ!

それが言えるのもが科学的であるからと言えますね。


どうぞ騙されない大人になってください

2021年10月14日木曜日

スマホがなぜ悪い?スマホが学習に影響する理由

スマホが学習には向かないtと、教育機関では言われるようです。 

 しかし我々が調べ物をするときに、辞書をひくという行動自体すでにしなくなりました。

 スマホで調べたほうが百倍早いですよね(本当に百倍かはわかりませんが辞書の置き場すら忘れました)

そう考えると、「大人はスマホで調べるのに、なぜ子供だけが行けないのか?」という理論にもなるわけです。

まず「調べる」ということについて考えてみましょう。

わからないことがあるから、調べるという行動が生まれます。
要はわからない事柄を「わかる」ようになればいいわけで、この「わかる」とは何かという分析が必要です。


わからない

 と

わかる

この違いは、「わけられる」ことにあります。

みかんを見せて、「これはりんごですか?」 と質問します。

返答は、「はい」もしくは「いいえ」になるはずです。

見えている「みかん」が、質問の「りんご」とは違う分類であることが整理できれば、返答は「はい」 になります。

逆に「みかん」が「りんご」特別できない場合は「いいえ」となるわけです。

英語で Skill という単語があります。
運動スキル、計算スキル、コミュニケーションスキルなど、和製英語で浸透しつつあります。
和訳では「技術」などの言葉に変換されますが Skill の語源をたどると、まさしく「分ける」になります。

いいものと、わるいものを「わける」
赤いものと、赤いもの以外を「わける」
よい投げ方と、悪い投げ方を「わける」

わけることができると、「選択」できます。

赤いものが分けられるのに、質問で「赤いもの」と指定がされているのにも関わらず、それ以外を選択することはありません。
もし赤いものを選択できない場合は、「質問がよくなかった」ことが原因になる場合もあります。

我々講師には「質問力」という相手の思考を引き出す力が必要だと言われています。

分けられることと、適切な質問であれば、正しい学習を育むことができます。

このあたりから、スマホは学習に不要か?というテーマに戻りますが、情報が分けられていれば十分使う価値はあります。

残念ながらインターネット上には様々な情報が飛び交います。それは正しいものもあれば誤ったものもあります。それが自分で「分けられる」能力がないうちは、知識のリソースとしてインターネットを使うことは好ましくないでしょう。

では正しい情報とはどこにあるのでしょう。それは信頼できる出版社から印刷されている書籍で、様々な内容を吟味する期間から確認を取られている過程をへて、手元に来ているものは信頼性が高いということになります。

このような物はどこにあるのか。もうすでにみなさんがお持ちです。
学校で選定されている「教科書」です。これは様々な過程を経て「子どもたちに正しい情報を伝えるに値するか」評価が入ります。その中で学校の風土や信頼性などを加味して決定されるものなのです。

スマートフォンを使うことが悪いということではありません。情報の出どころが明確なものを選んで知識として育むべきだということで、スマホを使うなという論調になるわけです。

これまた、あいまいな結論にはなりますが、使おうとしている学生はその事柄について、どこまで知っているでしょうか。
もしその関連知識も全く知らない状況であれば教科書をベースに「調べた」法が良いでしょう。
逆に関連知識はあるけど分類に自信がないということであれば、スマホで分類の線引を確認すればいいのです。

個人によって能力や対応を変えなければ、いつまで立っても同じところの足踏みになります。
このITが推進されている中で、学校支給のタブレットは使っていいが、スマホで調べてはいけないというナンセンスは指導はしたくないものです。

これからのお子様にとって重要な科目があります。
漢字や数学ではない、全く新しい学問です。

その学際領域についてもテーマとして取り上げていきます。

なお、
信頼性が高い=正しい ではないことは心に留めおきましょう。


反復はどれだけ必要なの?記憶を定着させる学習のコツ

覚えるためには反復だ!

と何十回、何百回と書かされ続けました。

あれって本当に効果があったのでしょうか。


いま研究している領域で、論文をいくつか見てみると、反復学習に効果はないというものはありませんでした。


例えば、バイオリンをうまくなるためには100万小節、行進を獲得するには300万歩と、膨大な時間と労力がいることがわかります。

でも、これってよく考えると「体のスキル」なんですよね。


体で覚えるというのは、時間がかかるので反復は必要です。だから運動部の皆さんは反復こそ実力になるわけですね。

日頃から短編頑張ってください。


では頭の方はどうか?

上記のように何百回と反復をしなくてはいけないとなると、不具合が生じます。


人類が地球の生存競争に勝っている?のは、前頭葉の働きがあったからだと言われています。

少ない情報からも事実を推察し、適切な行動を起こすことができたため、強い動物に攻撃されず、弱い動物を捉えて生きながらえてきました。


となると、脳での知識の習得は、半部膜によるものではないことがわかります。

時間がかかっていたら絶滅していたでしょうね。

学校ではなぜ反復を繰り返すのかは、子どもたちの集中力の低さと、新しい回路を作るためです。

漢字を知らない子供に一度見ただけで覚えられるか?というのは無理な話です。


よって、初めて学ぶときは先達者からの指導の元、効率の良い方法を提案されて、汎用性のある回路を頭の中に作ることが必要なのです。

学習研究者はこれを脳内フレームワークと呼びます。

このフレームができることで新しい情報が来たときにまたそれを応用して、学ぶことができるので時間の短縮が起こるわけです。


さらに小さいときのお子さんの集中力は数分と持ちません。深く短時間での学習は学校では不向きで、浅く長くが基本になります。

なので、反復学習は取り入れられるわけです。


大人になってから、最たるものとしては計算でしょうか。計算も反復していたときは早かった計算も、やらなくなると一気に速度が落ちます。


よって、内容によっては反復学習が必要になり、必ずしも反復学習が必要というわけではないのです。

一律学習が個別の難易度に合わせられないのはここにも課題があります。


個人の難易度、習熟度に合わせて学習したぽほうが断然効率がいいことがわかります。

香りと勉強の関係。いい香りは勉強を支援することができるのか?

勉強するときはどんな食べ物がいいのか?のテーマで、「香り」がポイントです。とお伝えしました。

そうなんです。

記憶と、香り(臭い)は綿密な関係があります。

例えば、「あ、これはおばあちゃんの家の匂いだ!」とか、「これは、うまそうなうなぎの匂い!」とか、匂いってただの空気中の物質なのに、それがきっかけで付随する情報が出てきます。

さらに

懐かしい
嫌な
おいしそう

などといった、感情も呼び覚まします。

その小さなきっかけだけで、多くの情報を呼び出すことができることをうまく使いこなすことができれば百人力です。

テストのときに


「あーー、勉強したのは覚えてるんだけど答えが思い出せない」

あの残念な体験を減らせるかもしれないのです。



では、なぜそのようなことが起きるのか、少し科学的に見ていきましょう。


匂いを感じるのは、「鼻」ですね。
鼻の天井には粘膜があって、そこに物質が溶け込みます。


その粘膜には、なんと脳から直接神経が伸びてきて、その情報を感知します。

目や耳も似たような神経のつながりをしていますが、匂いも人にとってとても大事な機能だからこそ脳に直接リンクしているのだと思います。

そして、この匂いの神経はかなり奥深くのところまで刺激を伝え、扁桃体や、海馬といった部分とかなり近しい距離感まで枝を伸ばしています。

海馬はよく知られていますが記憶の中枢です。

扁桃体は感情の中枢です。

記憶も感情で強調され、感情も記憶で強調されます。

そこに匂いの刺激も加わるのです。



具体的な方法に移りましょう。

この方法に気づいたのは実体験があります。

よくコーヒーを飲みながら、勉強してたのですが、やはりテスト中に

「あ!この問題、昨夜勉強したじゃないか!覚えてるぞ! でも、、、、答えがわからなーい!なんでだー!」

となったわけです。

解答する手順の8割はわかってきました。最後の1.2個のキーワードがわからない。

苦しんで、無回答で提出しました。

悔しかったです。

落胆しながら休憩中に自動販売機でコービーを買って飲みながら友人とテストの振り返りをしてました。

その時です!


先程の問題の出てこなかったキーワードがストーリーのように思い出したのです。

記憶には思い込みによるロック機構が働く場合もありますが、それとは違うつらつらと意識もしてないのに思い出せたんです。

そのときにコーヒーがきっかけだとわかりました。


それからいろいろと試して、どの香りがいいのか、どういうものが適しているのか、試行錯誤してみました。


残念ながら試験の回数がそれ以降それほど多くなかったので、確定的ではないですが比較的効果の出やすかった条件を上げておきます。


自分が好きな匂いを探す
筆箱で持ち運べるものにする
筆記用具以外のものだとカンニング対象になる場合がある
匂いで他人に迷惑をかけない

などが挙げられました。

匂いの好みって人それぞれなので、これは色々試して探すことが必要です。

そして、筆記用具以外のものは持ち込めません。
香水のスプレーとか、上述のコーヒーとかはだめですね。
そして、試験中に嗅ぐわけですから強烈な匂いは周りの人に迷惑になります。なので刺激臭もだめ。

となると、一番汎用性があったのは、、、、、





消しゴムです!


匂い付きの。

消しゴムって劣化すると匂いが弱くなるので、新しいものをいつでもストックしておくと良いです。


消しゴムの香りを浴びながら勉強をします。


当日もその消しゴムを持参するのです。

記憶の想起確率が格段に上がりました。


ぜひ一度試してみてくださいね。


このあたりのエピーソードも、たくさんあるので、ご紹介していきます。

Dr.関塾 東海大学前校のFacebookをフォローしておけメリット。特に受験生にオススメ。

受験生の方々は、そろそろ本番近く皆さんドキドキされていることと思います。

ここからが本当のスパートですね。

時間は有限。



自分で精一杯やりきりましょう!


さて、一般入試の方もいらっしゃると思いますが、推薦やAOの形態の方もいると思います。

このときに大事なのは「面接」です。

個人であったり、集団であったりと、様々な形がありますが、重要なのは、幅広く知識を持っていることを伝えることです。

狭い領域を深くというよりも、生活に関連しそうな情報を幅広く網羅していることが必要です。


ではどんな情報がいいのか。

1,NHKニュース
 不動の安定したニュース。政治・経済・福祉を幅広く網羅しています。特に公平性を意識した解説は偏った見方で判断しないで、多角的に考えることができます。
2,朝日新聞ニュース
 新聞系のニュースの中では、音声配信、文字配信、映像配信と多角的に行っています。自分にあった配信方法で収集することをおすすめします。筆者のおすすめは音声ニュースです。行動をしながらニュースを聞くことができるので一石二鳥です
3,芸能ニュース以外
 芸能ニュースは興味を持つことかと思いますが、読者の感情を惹起することを意識して作成されていることが多く、あやまった認識を流されることが多いです。タイトルだけで内容を誤解したり、確証のない事実をもとに情報を伝えたり、危ういものばかりが目立ちます。どうように掲示板などの不特定の人が書き込む情報もこの時期に見る勝ちはありません。

 ニュースや情報に関しては、科学的な時日が含まれているかを判断材料にすると良いでしょう。

 Dr.関塾 東海大学前校 のtwitter 、 Facebookは それらをアルゴリズムにてwebから収集して掲載しております。

 面接などの一助になるはずです。ぜひフォローしてみてください。


「頭が悪い」って具体的になに? 「頭は悪くない」理由と解決方法を伝授

 頭が悪いってよく聞きますね。


何度伝えても覚えられない。

何度も同じことをきく

同じ失敗を繰り返す


こういう状況があると総じて「頭が悪い」とレッテル(商札)を貼られます。

〇〇くんは頭が悪い とみんなが認識するわけです。


そもそも、頭がいいと、悪いとどういうことなんでしょう。

対比してみます。


何度も同じことをきく ←→ 一度聞いたら覚えている

何度も失敗を繰り返す ←→ 一度聞いたことは間違えない


こんなところかなと思いますが、たしかに一度聞いたら覚えられるというのはすごい能力です。そもそもその違いはどこからくるのか。。。


知識や理解を電気回路として捉えましょう。


AからBの回路に接続する配線があれば、「Bに電気を流してね」と指示すれば、配線があるので、かんたんに電気が流れます。


この配線がBに接続してなかったら?

いつまで指示をしても、電気が流れないわけです。

こういう状態であるお子さんはこの回路がうまくできてないわけです。


でも配線がある子だってはじめからはちゃんとできてなかったわけです。

このはじめの一歩の差は「体験」です。


経験とは机上で得る知識と定義していいと思います。体験とは文字通り体で感じた知識です。


子供の知識は、イメージだけではなかなかうまく行きません。


黄色い、細長い、カバが、空を飛んでる


大人ならば、なんとなくイメージできるものも子供にとるととっても難しいんです。


では、その空飛んでるカバをイメージさせるにはどうすればいいのか。


見せるしかないんです。

それは本物がいれば本物がベストいなければ写真やイラストでも十分です。


「雨が降ったら、川になって、海に流れて、水が蒸発して、雲になって、雨になって」


こんな常識的なことも子供はしりません。そしてイメージできません。


ならば、

雨が降る=じょうろで水を流す

川になる=水をまく


などと代替手段で体験させてあげることは大事です。空前のアウトドアブームもただ家でのことを外でやるのではなく自然に触れる体感することを提案してはどうでしょう。


そういった、頭の回路は、別の事柄についても、汎用できるかトライして、うまくつながれば、知識を他の人よりも倍増できるのです。


頭の悪い子はいません。


単純に回路がないだけなので、回路を作ればあとはいくらでも伸びていきます。


回路を作るためには設計が必要で、トライアンドエラーで修正して、より効率の良い回路へと変化させます。


なぜそのような取り組みに集団授業の塾で対応できるのでしょうか?

回路がある子は集団でも、もしくは一人でも伸びます。


個別学習塾の意義はここにあると考えています。


2021年10月11日月曜日

頭がつかれたときは糖分がいい?学習な最適な食べ物とは?

受験勉強をしていたとき、友人が「脳にはブドウ糖がいいんだよ」といって、アメ玉で売ってるブドウ糖を舐めながら、勉強をしておりました。

受験勉強期間が約半年ほどありましたが、見事に合格したとともに体重も1.3倍ほどになってました。(笑)

もちろん食生活や睡眠など、様々な要因があるとは思いますが、僕にはあのブドウ糖が原因では?と思っています。

大脳の消費カロリーは基礎代謝の1/5程度なんですね。

60kgの体重の方だと、概ね400kcal程度です。

おにぎり3つ分? スタバの「バニアクリームフラペチーノ」のトールサイズ一杯分です。

しかもどんなに勉強したとしても、せいぜい2倍もカロリーを消費できないと思います。ついでに、勉強中は体が動いておらず、活動量低いのでその分の基礎代謝カロリーは残っているわけで。

と、いろいろな条件を鑑みると、「勉強で疲れたから過剰に糖分を取る必要はない」ということになると思います。


では勉強中に摂取が進められるものは
・・・・・・香りが良いものです。


その理由についてはまた次回。


2021年10月10日日曜日

勉強に部活はいらない?成績を上げるために運動とどう付き合うか。


よく、勉強のために部活をやめるなどと聞きます。

結論から言うと、やっても、やめてもどちらでもいい です。

というのも、やめる理由が勉強というのも、やや懐疑的になってしまいます。

多分、その部活にストレスがあったり、自分にプラスにならない何かがあったと判断したからかもしれません。

なので優先順位の高いものが影響受けるのであれば、避けるべきでしょう。

続ける人のメリットは、運動は大脳の前頭葉が関与します。学習や勉強も実は前頭葉が関わるのです。

運動をすれば前頭葉の機能が高まる=記憶や学習の能力が高まるともいえます。

前頭葉の血流を増やすには運動が最適です。

勉強の合間
勉強の前
勉強の後

自分のタイミングの良いときに、運動を入れることはとても有益です。

予習も復習はどっちが大事? 実はどちらもゴールデンタイムがあった!

日曜日は、ゆっくり時間が過ぎて、のんびりしました。

好きなときに起きて。好きなときにご飯を食べて。

これを怠惰と言うんだと思います。

勉強も自分の好きなときにやっていいのでそょうか?

これは私が実践して、体験したからおすすめです。

「脳の記憶は寝ているときに必要なものと不必要なものに分けられる」

これを学習法の書籍で見つけました。

どういうことかというと、「記憶は決してすぐに忘却されるものではない。必ず一旦脳に記憶される。そこで覚えておかないといけないものと、すぐに使わない記憶に分類される。」

更にこの整理が寝ているときに行われるらしいです。一夜漬けがたくさん覚えている気になるのは寝てないからです。

大事な記憶ですよー!と脳に教えてあげる必要があるので、寝る前に今日覚えたことで忘れたくないのとを再度思い出し意識します。そうすると、忘れる率が低いのです。(体験済)

だから、、、、寝る前には復習 なのです。

朝起きたらどうなるかというと、いらない記憶が整理されて脳の記憶容量に空きができた状態です。

だから、、、、 起きたら予習  なのです。

このセオリーを守って勉強すると確実に成績が良くなりますよ♪

授業に参加は自由? 学校に行かなくてはいけない理由の一つはこれ。

高校の授業料の平均値は

公立で150万(3年間)
私立で300万(3年間)

年間730時間。3年間で2190時間。

一時間あたり、公立だと700円くらい。

私立は1400円くらいですね。

これくらいならば休んでもいいですよね。例えばバイトすれば、その費用の倍は稼げますね。

と、、、、

大きな間違いです。

高校も無償化が始まり、私立も支援が始まり費用の補填が入るようです。

では、何から補填されるのか?

いわゆる、税金です。


あなたの父親や母親が働いて稼いだ収入の一部が税金として徴収されます。

あなたは無料と思っていても、実は先払いを国にしているわけです。

多くの方の支援で今の環境が成り立っていることを理解できれば、授業にどう臨めばいいかわかってきますよね。


まずは、この費用分もしくはこの費用以上のものを手に入れるぐらいの気持ちが必要ですね。

学歴はプラチナチケット?社会に出て通用する経歴とは。



いい学校行くと人生勝ち組。

こんなことがまことしやかに噂がありますが、では東大卒の人が全員富裕層なんでしょうか?

また勝ち組とは、何を指すのでしょう。給与が高ければ、それが勝ち組でしょうか?


ちなみに学歴は、どこの高校を出ようが、どこの中学を出ようか、あまり関係なく、最終学歴で判断されます。

知り合いで、高校中退して、高卒認定試験(昔は大検)を受けて、放送大学から東大大学院に行った人もいます。

彼は「東京大学院 博士前期課程修了」になるわけです。なんで高校やめたとか、大検とったとか、関係ないのです。

学歴は学歴です。

過程はそれほど関係ないんですね。

たとえば高校受験がいいところに行けなくても、大学で頑張ればいいし、それでもうまく行かなければ大学卒業を目指しながら、ダブルスケールで別の大学に通ってもいいし、その大学卒業してから、もう一度狙っていた大学を受けてもいいですし、実はリカバリーする機会ぅて無尽蔵なんですよ。

もちろんお金の問題や時間の問題があります。

ストレートで狙い通り行ければ一番いいですよね。

でも一度も失敗しないで毎回勝つというのも、かなりの実力と勝率ですよね。

塾は。まず勝てるための方法を教えます。その次にやりきるだけの努力の方法を教えます。ただ実際にやるのはご本人ですよね。

講師はいつでも、塾生の味方です。

ひとりひとり違う勝ち筋を一緒に考えていきます。

新たな道に向かうことになっても、それがあなたの勝ち筋であってほしいし、勉強のし方だけば忘れないでくださいね。



うさぎとかめはどっちが賢い?あなたはウサギ派、それともカメ派?



うさぎとかめの、話はシンプルです。

うさぎとかめが競争するのです。

どっちが早いか、山の麓まで走ろう!

よーいどん!


これを、どんな教訓として理解していますか?

実力があるのに、手を抜くから負けるんだ。とか、


歩みが遅くても頑張れば勝てるんだ!とか、ではないですか?

先日、教授からお聞きしたので、皆さんにお教えしますね。





ポイントは。。。。、。














見ている方向なんです!



うさぎが見ながら走っていたのは、どこだと思いますか?



いつもカメを見ているんです。

まだあいつは、後ろだな。

まだあいつは全然見えないな。

あいつは来てないからここらで休もう。


うさぎは競争をしているのにも関わらず、レースよりも競争相手に意識を向けていたんですね。

いろいろとレースをしているうちに、なんのためにレースをするのか、忘れてしまったんでしょうね。



一方、カメの方は、
うさぎを起こさないなんて、器量がないとか
地道に一歩ずつ行うことが大事だとか、いろいろ解釈がありますが、


カメのすごいところは、ゴールだけを見ていたことです。


競争をするというのはスタートとゴールがあって、自分の力でやり抜くことです。

そこに、誰と戦うか、誰に負けるのかは関係ありません。スタートを切って、ゴールに入ればいいのですから。


どんなにに歩みの遅いカメも、ゴールだけ、ただ一点を見据えて。進んでいたのでゴールできたのです。

脇目もふらずにゴールへの最短を進んだカメは目的を果たしたのです。


クラスで一番とか、誰々ちゃんよりも点数が高いとか、実は余計な副産物なんですね。




2021年10月9日土曜日

なんで大学にいくの?大学に行くメリットは一つだけ。

高校生の皆さんは、クラスメイトが大学に行っているから、主体性なく進学を選んでいる人もいると思います。

いや、もったいない。
まず、進学はするとして、目的はどうしますか?

カレッジライフを楽しむため!というのは、残念ながら無駄です。

遊ぶと言っても24時間遊び続けるわけではないので、中途半端だし、そんなに遊びたいならば大学行かないほうがコスト的には良いです。

行くからには「なにかの」ためにならなくてはいけないのです。

ただ卒業するだけだと、社会人スタートの持ち点はプラスマイナスゼロだと思います。


IT系にいくならば、経済学や工学系がいいでしょうし、事務系がいいのであれば、リベラルアーツが学べるところがいいでしょう。

卒業後にどう生きていきたいかが、大学進学を決めます。

なんとなく進学は、コストがとても悪いのです。

もし目的が決まっていなかったら、僕たちに相談してください。教室長も含め経験豊富なので色々アドバイスができますよ。


やらされる勉強?抜け出すには楽しさだった!

勉強って楽しくないんですよ。

面白くないし。

面倒くさいし。

やりたくないし。


でも、好きなものは何時間でも楽しめますよね。


勉強も、そこに転化すればいいんですよ。


ゲームが好きな子は、ゲームさを

ままごとが好きな子は、ままごとさを。

運動が好きな子は、運動を。

勉強に取り入れながら注意を引けばいいんです。



それぞれに、ちょっとした方法があるので、継続して書いていきますね。


講師をするときもこのあたりよく考えます。

興味を持ってもらえると、一番いいですねー。


勉強するのはリビングがいい?注意力を鍛えるコツ

賢い子はリビングで勉強してる

なんて、言葉だけが先行してますね。

ちなみに僕は自室勉強派です。

リビングの勉強がなぜはかどるのか、考えてみました。

1、好きなものに囲まれている
テレビや食べ物が近くにあるというのは安心してその環境にいれます。また気持ちを切り替えるのもリビングであれば、大きなストレスもありません。

2、家族がいる
一人でやっているとどうしても意思が弱く、続かないことがあります。でも誰かが見ているとなれば、他人の目を意識して少しは継続性が上がります。

3、認めてくれる
勉強って終わりがないんですよね。だからこそ、マイルストーン(小さなゴール)を家族が立ててほしいんです。そして達成できたら認めてあげることが大事です。
認めるとは、(目で)見て+(心に)留めるが語源だそうです。見てないことを褒めたって効果ありません。ちょこちょこ見てあげて、できてることを確認してって歩みをすすめるんです。

4、注意力の保持
誘惑されるものが多いリビング。安心する反面、誘惑に負けてしまう可能性もあります。そんな中、自分で律してテレビを見ない、ゲームをしないという集中力はどこに行っても発揮できるものになります。やるも決めたときはそれだけに集中する。
ご飯のときはご飯に、勉強のときは勉強に、メリハリを付けることが大切ですね。


と、いくつかの要素を見てみまた。

ヘアスタイルと知能は関係する?髪型と偏差値の関係

頭がいい子は身だしなみもしっかりしてる。

こんなことよく言われます。

「〇〇ちゃんは、しっかりしているから黒髪でおしとやかでしょ」

と、親から言われます。

でも、本当にそうでしょうか?

調べてみたんです。

そうすると、東大や京大生の髪型や服装は大変自由です。

ただ彼らが奇抜な格好で就活はしないわけです。

それは受からないのがわかってるからです。


髪型や服装が派手なのが馬鹿な証拠ではないのです。

場所と時と機会が大事です。

学校に下着では行きません。

夏に冬の格好はしません。

サッカーをするのに防寒服はきません。


勉強するときの格好は?格好で効率が変わるのか?といえば変わると思います。
鎧武者の姿で勉強すれば、はかどらないです。

要は本人がストレスを感じない服装でいいわけです。

勉強に集中できればいいわけです。

しかし、講師の我々は服務規程があります。ユニフォームです。
それがシャツとスラックスです。

禁止されていることを責めるのではなく、なぜその服装が適切ではないのか、場所、時、場合を例に説明してはいかがでしょうか。

漢字練習が苦手な人必見!効率の良い漢字の覚え方

漢字って、書き取りの練習がとても面倒ですよね。

何回も同じものを書いて、果てしない作業感。

まさに罰ともいわんともしがたい行動で、情けなささえ出てきます。

これを、更に命令されれば悲しくて、やる気は当然起きてきません。

という背景を理解した上で、どのように取り組んだら良いのか?ですよね。


1.即時記憶ゲームを取り入れる
漢字一文字を15秒眺めさせます。
覚えた漢字だけを書きます。
答え合わせ!

これを二文字にしたり、例題にしたりすることで、課題のバリエーションを増やします。
即時記憶は、海馬系統なのですぐ忘れてしまいます。そのために反復が必要なのです。この反復も見て、覚えて、書く だけなので、かならピーディーに覚えられます。

初期ステップはこれだけです!

どうですか?簡単でしょ?

お試しあれー

2021年10月8日金曜日

学習療法って知ってますか?

勉強が治療に使える?

とか驚きますよねー。

少し調べてみたんですが、どうも介護の人たちが使っているみたいです。

介護で大変なのは認知症だそうです。うちのじいちゃんも認知症になって親戚が大変だったと聞いたことがあります。

何が大変かは、それぞれあるみたいですが、認知症の身体機能的な課題は、「脳機能の不活性化」だそうです。

脳がうまく使えないから認知症になるということで、脳をちゃんと使ってもらえれば認知症になりにくいと考えているようです。


かんたんな計算や漢字の書き取り、音読など実施すると脳活動が上がるようです。
(論文を読むと脳機能が上がると言うことではなく、脳血流量が上がるとのことでした。)


これからわかることは、

「勉強すれば脳の血流が増える」→
「血流が増えれば能に栄養が行き渡る」→
「栄養が行き渡れば農業が成長していく」

ということになります。

なんのために勉強を?とありましたが、シンプルに筋肉を鍛えるために筋トレをするのと同じで、脳を強くするために脳を鍛える(勉強する)のだと思います。

やるしかないっすね。

ゲーム禁止令は効果的か?

私もそうですが。ゲームしちゃいますよね。

スマホ、ゲーム機、パソコン、いまは何にでもリーチできる時代で、ゲームも私達にどこからでも誘惑してきます。

電車の中で教科書読めばこうぎがらくになるのに。。。

ご飯の前に宿題すれば、眠い目をこすりながらやることなかった。

誘惑にはなかなか勝てないんです。

では、やらない!と決めればいいんじゃないか?と思うじゃないですか。

これいくつも事例があるんですが、人って禁止されると余計にやりたくなるんです。

一番まずいのは隠れてやること。

こうやって、家族の中で隠し事みたいなのができてしまうみたいです。(私にも少なからずとも思い当たることがあります)


では、もうすればいいか。

やはり古典的ではありますが、等価交換かと思います。

勉強=ゲーム と定義して、勉強ができればゲームができる として、

そこから徐々に  勉強>ゲーム  に持っていくしかありません。

突然の禁止、命令、取り上げなどは、いい結果が出ないみたいです。

私も程々に勉強して、程々にゲームします。(スマホゲームは知らぬ間に時間をたくさん使ってしまいますが。。。。)


やらなくていいもの?

「それ、人生で使わないからやらなくていいよね?」

とか、聞かれます(笑)

私もそう思ってました。

こんな計算どこで使うのよ。


こんな感じ二度と書かないわ!とか。


大学の先生にも聞いてみました。そうしたら、

「確かに勉強は全ては実用的だとは限らない。生きていく上で使わないものもあるだろう。では、なぜやるのか? それは君たちが新しいことに出会ってそれを知りたい!と思ったときに困らないようにするためなんだよ。その時に知りたい思っていても、何からすればいいのか、どこからすればいいのかわからないと、先に進まないじゃないか。人生の選択が狭まってしまうよね?  だから、君はこのレポートを仕上げてきなさい

最後は怒られました・・・

光とお水

ベランダで他有名を育ててます。

100円で買ってきたものを、一度全部刈り取って、お水とおひさまに当てるとまた伸びてきます。

3回目となると勢いが悪くなりますが、それでも伸びてきます。

4回目、5回目が行けるか?となると無理だと思います。

理由は至極シンプルです。

「前の中に栄養素を使い果たしているから」です。何もお水だけで細胞が増えることはありません。必要な養分もあれば、発育に必要なストックとなる燃料が胚です。

豆を食べるって、この胚(成長する燃料)を食べてます。私、お前大好きです。カロリーは高いんですけど。(笑)

お子さんがなかなか結果が出ないときって、このお豆だと思うんです。

成長するための燃料を蓄えているとき。

なにかのきっかけで、芽を出し始めて、さぁ、次に葉っぱだ! 茎を太くだ! 蕾を出して、花を咲かせて!

とかの流れになるじゃないですか。

そこまで燃料が持つかってことなんですよ。

特にはじめのときは養分を吸収できない(できないって言うと語弊があるけど。)ので、じっくり貯めることが必要です。

で、タイミングよく芽を出させる。

このタイミングが難しい。早いとバテちゃう。遅いと間に合わない。


ただ積み重ねは結果が必ずてる必勝法ですからね。

豆苗みたいに、ニョキニョキ伸びてほしいな〜

がんばりまーす!

勉強嫌いなあなたへ

勉強って嫌ですよね。

楽しくないですよね。

やる気が出ないですよね。

なんでやらなきゃいけないんですかね。

お母さんに、勉強しなさいって言われて、嫌な気分になりますよね。

お父さんに、成績のことで叱られて凹みますよね。

なぜ、勉強なくてはいけないのか?

チケットなんです。

ディズニーランドのチケットはいま9000円くらいになってます。

6000円では足りないので入れません。

8900円でもだめです。

9000円にならないと入れないんです。

更に、中でお土産欲しくないですか?
日本人はディズニーランドで飲食にあまりお金はかけないのに、お土産にかけるお金は世界一らしいです。

だとすると、一人でディズニーランドで楽しもうと思うと30000円くらいないとダメかもしれないですね。

どういう人生を送りたいですか?

どんなチケット手に入れたいですか?

少しずつ緩和されたら。。。。

新型コロナウィルスの感染者が減りつつあります。

感染には十分に気をつけても、目に見えない小さなウィルス。防ぎようがないのが正直なところです。

ウィルスはちょっとぐらい体に入っても免疫系統に攻撃を受けて、消滅します。問題は処理しきれないほど、たくさん入ってきたときなのです。

すでにあなたの手にも、顔にもウィルスがついているかもしれません。

でも心配しないでください。手洗いうがいで洗い流せば、過剰に増えることはありません。

正しい知識で、正しい対応をすれば、防ぐことができるものなので、これからの冬の季節。感染疾患には予防で対応しましょう。

算数の大事なこと。

足したり、引いたり、かけたり、四則計算は本当に大変ですね。

この練習に明け暮れてしまうと、数字の持つ意味を意識できなくなります。

120gのホールケーキを、5人で分けると、一人あたり24g。

丸いホールケーキだとすると、放射線状に五分割すると、内側の角度は5/360 一つ72度。
これが高さ15cmのケーキだとして、水平方向に削ぐように着れば、3cm高ずつ。

なぁーんて、話をどんどん広げていくことで、ただの数字からリアルな生活へと変わっていくと覚えやすいです。

こんなお付き合いができるのも、個別対応の良さです。

教科書眺めているだけで、知識は増えないですからね。

風が吹けば桶屋が儲かる

風が吹くと、ゴミが舞って、そのゴミが目の中に入って、洗うために桶が必要で、桶屋が儲かる。

そんなうまい話はないよというたとえ話です。

神様はいる!と言われる方もいますが、神様が実力を決めているのではなく全ては自分。

やるか、やらないかの二択です。

やれば神様が微笑んでくれるかも。。。

さぁ、勉強しましょう!

2021年10月7日木曜日

今日は試験です!

定期的に試験を行います。

もちろん実力を見るためではありますが、それよりも大事なのは自分の努力を見で見える形で表現する発表会みたいな感じです。

僕たちはその発表会に向けてお手伝いをしているのです。

学校の発表会(試験)もどんどん少なくなって、自分の力を見ることがなかなかできないですよね。

一緒に歩くことは、得意なので頑張りましょう!

教えるってなんだ?

【カンジュクの完熟】

教えるって大変です。

しかも教えるって、おこがましささえ感じてしまいます。
すべて理解しているわけではなくてただ少し学んでいるだけなんですよ。

だからこそ、立場が上になるような、「教えてあげる」のではなく、一緒に「考える」ことから始めたいです。

一緒に歩く人が増えれば、歩いてみようと思えるのではないでしょうか。

Dr.関塾東海大学前校
https://toukaimae.dr-kanjuku.net/

今週の人気テーマ