2021年10月14日木曜日

香りと勉強の関係。いい香りは勉強を支援することができるのか?

勉強するときはどんな食べ物がいいのか?のテーマで、「香り」がポイントです。とお伝えしました。

そうなんです。

記憶と、香り(臭い)は綿密な関係があります。

例えば、「あ、これはおばあちゃんの家の匂いだ!」とか、「これは、うまそうなうなぎの匂い!」とか、匂いってただの空気中の物質なのに、それがきっかけで付随する情報が出てきます。

さらに

懐かしい
嫌な
おいしそう

などといった、感情も呼び覚まします。

その小さなきっかけだけで、多くの情報を呼び出すことができることをうまく使いこなすことができれば百人力です。

テストのときに


「あーー、勉強したのは覚えてるんだけど答えが思い出せない」

あの残念な体験を減らせるかもしれないのです。



では、なぜそのようなことが起きるのか、少し科学的に見ていきましょう。


匂いを感じるのは、「鼻」ですね。
鼻の天井には粘膜があって、そこに物質が溶け込みます。


その粘膜には、なんと脳から直接神経が伸びてきて、その情報を感知します。

目や耳も似たような神経のつながりをしていますが、匂いも人にとってとても大事な機能だからこそ脳に直接リンクしているのだと思います。

そして、この匂いの神経はかなり奥深くのところまで刺激を伝え、扁桃体や、海馬といった部分とかなり近しい距離感まで枝を伸ばしています。

海馬はよく知られていますが記憶の中枢です。

扁桃体は感情の中枢です。

記憶も感情で強調され、感情も記憶で強調されます。

そこに匂いの刺激も加わるのです。



具体的な方法に移りましょう。

この方法に気づいたのは実体験があります。

よくコーヒーを飲みながら、勉強してたのですが、やはりテスト中に

「あ!この問題、昨夜勉強したじゃないか!覚えてるぞ! でも、、、、答えがわからなーい!なんでだー!」

となったわけです。

解答する手順の8割はわかってきました。最後の1.2個のキーワードがわからない。

苦しんで、無回答で提出しました。

悔しかったです。

落胆しながら休憩中に自動販売機でコービーを買って飲みながら友人とテストの振り返りをしてました。

その時です!


先程の問題の出てこなかったキーワードがストーリーのように思い出したのです。

記憶には思い込みによるロック機構が働く場合もありますが、それとは違うつらつらと意識もしてないのに思い出せたんです。

そのときにコーヒーがきっかけだとわかりました。


それからいろいろと試して、どの香りがいいのか、どういうものが適しているのか、試行錯誤してみました。


残念ながら試験の回数がそれ以降それほど多くなかったので、確定的ではないですが比較的効果の出やすかった条件を上げておきます。


自分が好きな匂いを探す
筆箱で持ち運べるものにする
筆記用具以外のものだとカンニング対象になる場合がある
匂いで他人に迷惑をかけない

などが挙げられました。

匂いの好みって人それぞれなので、これは色々試して探すことが必要です。

そして、筆記用具以外のものは持ち込めません。
香水のスプレーとか、上述のコーヒーとかはだめですね。
そして、試験中に嗅ぐわけですから強烈な匂いは周りの人に迷惑になります。なので刺激臭もだめ。

となると、一番汎用性があったのは、、、、、





消しゴムです!


匂い付きの。

消しゴムって劣化すると匂いが弱くなるので、新しいものをいつでもストックしておくと良いです。


消しゴムの香りを浴びながら勉強をします。


当日もその消しゴムを持参するのです。

記憶の想起確率が格段に上がりました。


ぜひ一度試してみてくださいね。


このあたりのエピーソードも、たくさんあるので、ご紹介していきます。

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