ゲームは始めるとなかなかやめられないですね。
ご両親からは止められているもしくは制限されている場合もあるかもしれません。
まず
ご両親の立場から考えるにすでにゲーム機を買い与えてしまったという事実は変えられません。
使わないものを買い与えたことへの適切な説明することは難しく、渡した時点ですでに使ってよいという許可が出ているのです。
だとすると、「やめろ」や、「使うな」という禁止はそもそもの自分の行動を批判するものにつながります。
お子さんとの関係で一番気をつけなくてはいけないのは言葉と行動が一致しているかどうかです。
「早くご飯を食べなさい」「すぐ風呂に入りなさい」「すぐ寝なさい」、このような言葉は子供に投げかけている大人が、いつまでたっても食べるのをやめず、入浴も自分の好きな時間に入り、夜更かしをしている。
これでは子どもにとって何を信じていけばいいのかわかりません。このような人に信頼をしてもらうための教訓として言行一致という言葉があります。
お子さんに投げかける言葉があった場合まずその言葉が自分に返ってきたときに適切に行えているかどうかを考えることは重要です。これらのことからも「ゲーム機を使わないで」というルールを作ること自体子供から大きな信頼を失ってることになります。
では具体的にゲームを止められ子供達にどのように接すればいいのでしょう。まず一つは禁止事項に関しては効果が低いということを肝に銘じておきましょう。
禁止を意味する言葉は脳内の中で変換がとても難しいのです。
だからこそ禁止ワードで子供をしつけをしようとすると、両者にストレスが貯まります。
ということは、ここは「ゲームをはしてもいい」ものというスタンスは崩してはいけません。
勉強との兼ね合いはどうしたらいいか。
どっちも「やる」という提案がよいのです。
勉強もやって、ゲームもする。
勉強を30分したら、ゲームを30分。
これをしっかり褒めてあげることが大事です。
どちらが先かというのはその子の性格によりますが、勉強を嫌なものにするのではなく対等のものとするように工夫は必要です。
勉強を先にすると苦痛のあとに、いいことが来るという反動も出てきます。また終わりを明示できないのも課題です。
先にゲームを許可することで、約束を基盤に信頼を与えることができます。
その後約束通り勉強を実施するほうが好ましいでしょう。
この約束通りのことができない場合には、お子様のお約束を大人側が拒否できる権利が増えたと考えればよいかと思います。
一人で生きていけると判断すれば、自ずと人間は親から離れ、指示よりも自己判断を重要視します。お子様に自立を育むのであれば、指示をきかない = 自分で責任を取る ということだと教えていく必要はあるでしょう。
子供の機嫌を撮ったり、自分の気持ちを押し殺したり、そのストレスが子育てにかかると全てに不満が出てきてしまいます。無償の愛情である子育ても、一定のギブアンドテイクは成り立つべきでしょう。
自分一人でできないことも、子供が感じさせることも大事です。経験(頭だけで考える)のではなく、体験(実際に感じる)を多くすることで、自分の能力を判断できる機会を作るのは親の役目になります。
失敗させないで達成感を得られながら自立体験を積み上げることは、学習にも大きく影響を及ぼします。
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