何度伝えても覚えられない。
何度も同じことをきく
同じ失敗を繰り返す
こういう状況があると総じて「頭が悪い」とレッテル(商札)を貼られます。
〇〇くんは頭が悪い とみんなが認識するわけです。
そもそも、頭がいいと、悪いとどういうことなんでしょう。
対比してみます。
何度も同じことをきく ←→ 一度聞いたら覚えている
何度も失敗を繰り返す ←→ 一度聞いたことは間違えない
こんなところかなと思いますが、たしかに一度聞いたら覚えられるというのはすごい能力です。そもそもその違いはどこからくるのか。。。
知識や理解を電気回路として捉えましょう。
AからBの回路に接続する配線があれば、「Bに電気を流してね」と指示すれば、配線があるので、かんたんに電気が流れます。
この配線がBに接続してなかったら?
いつまで指示をしても、電気が流れないわけです。
こういう状態であるお子さんはこの回路がうまくできてないわけです。
でも配線がある子だってはじめからはちゃんとできてなかったわけです。
このはじめの一歩の差は「体験」です。
経験とは机上で得る知識と定義していいと思います。体験とは文字通り体で感じた知識です。
子供の知識は、イメージだけではなかなかうまく行きません。
黄色い、細長い、カバが、空を飛んでる
大人ならば、なんとなくイメージできるものも子供にとるととっても難しいんです。
では、その空飛んでるカバをイメージさせるにはどうすればいいのか。
見せるしかないんです。
それは本物がいれば本物がベストいなければ写真やイラストでも十分です。
「雨が降ったら、川になって、海に流れて、水が蒸発して、雲になって、雨になって」
こんな常識的なことも子供はしりません。そしてイメージできません。
ならば、
雨が降る=じょうろで水を流す
川になる=水をまく
などと代替手段で体験させてあげることは大事です。空前のアウトドアブームもただ家でのことを外でやるのではなく自然に触れる体感することを提案してはどうでしょう。
そういった、頭の回路は、別の事柄についても、汎用できるかトライして、うまくつながれば、知識を他の人よりも倍増できるのです。
頭の悪い子はいません。
単純に回路がないだけなので、回路を作ればあとはいくらでも伸びていきます。
回路を作るためには設計が必要で、トライアンドエラーで修正して、より効率の良い回路へと変化させます。
なぜそのような取り組みに集団授業の塾で対応できるのでしょうか?
回路がある子は集団でも、もしくは一人でも伸びます。
個別学習塾の意義はここにあると考えています。
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