親が子供にしてあげられること
これを考えたことがありますか?
少なからずとも、成人するまでは親が面倒を見る必要があるかもしれません。
ただ大学進学と同時に、自宅を出てしまうことの可能性もあります。そうすると18歳までです。
18歳=18年
当たり前ですが、長いようで短いのです。
これが、6750日です。
うまれて二日目には、6749日になり、5歳のことには、残り4745日になります。
明日があるから、明後日があるから、今度でいいから、とのびのびにしてしまうと、この残り日数がどんどん短くなってしまいます。
「今週は仕事がつかれたから、子供と遊ぶのは来週にしよう」これで7日マイナスになるわけです。
子供と一緒の楽しく過ごせる時間もどんどん短くなっていくことに、焦りを感じなくてはなりません。
そして我々も同じように、この頃の記憶はどんどん失われていきます。小学校3年生の夏に何をしたのかなんて覚えていませんよね。
でも親は覚えているのです。子どもたちに出来得る限りのことを提供しているので、忘れることが少ないのです。
一時間、半日、一日を大事にしながら家族と過ごすことは重要なんです。
そして、親はこのリミットの中で何を提供できるかです。
お子さんが、学校などで疲れて帰ってきて、家が唯一の安寧な空間であることは否定できません。
なので、十分甘やかすことも必要ではあります。一方、彼ら彼女らがこれから生きていくために必要なことを、体験させることができるのも親しかできません。
本人がやりたくないからという言葉だけで、体験させないのはとても問題に感じます。
そもそも子供が体験したことがないことに、イメージを持つことができないからです。
「最近の子供はやる気がない」という教育学者がいます。僕はそうは思いません。問題はイメージ力が弱いのです。自分がイメージできないことを体験することで、イメージを構築する体験を沢山繰り返すことで、体験していないこともあたりがつけられるようになります。
全世界の出来事を体験することはできません。
体験しなくてはわからないというのは、とても発想が貧困な教育法です。
一定の体験量と経験は、子ども自身の論理的思考を育むことになります。それが他者に言われて始めたことでも、結果的によい思考を構築できるのです。
さて、ここで「親としてできることは?」の命題の答えは、様々なことを体験させることになります。それが体を使うこと、頭を使うことどのようなことでも問題ないのです。
まずはやってみる精神が必要なのです。
来年からやらせようでは、365日分 時間が不足します。
思い立ったら、実践することは子どもたちにとっての可能性を広げる大人の使命なのです。